放射線テレメータ・インターネット表示局 茨城県
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システムの特徴と構成測定局について測定装置データの提供先

測定装置

空間線量率計

空間線量率計は、大気環境にある放射線のうちガンマ線の線量率を測定する装置です。空間線量率計はNaI線量率計と電離箱線量率計の2種類があって、平常時はNaI線量率計で測定したデータを使用します。

NaI線量率計検出器

この検出器は、NaI(Tl)シンチレーチョン検出器で、ガンマ線がNaI(Tl)結晶に入ると相互作用によりガンマ線のエネルギーに比例する量の光が出るので、これを光電子増倍管によりパルス電圧信号に変換するものです。ガンマ線に対しては高感度なので低い線量率の測定には有効ですが、ガンマ線のエネルギーの大きさにより感度が異なるので、DBMモジュール(エネルギー補償回路)において約3MeV間でのエネルギーのガンマ線に対する感度を一定にして、線量率に変換しています。 また、気温によって検出器の感度が変化するので、検出器自体を恒温化しています。この測定器では、線量率のほかにSCA波高分析モジュールにより自然由来の放射線を判別できるようになっています。
※測定範囲:10μGy/h以下

電離箱線量率計検出器

この検出器は、アルゴンガスを封入した電離箱検出器で、ガンマ線が電離箱に入るとアルゴンが電離され電流信号に変換されます。得られた電流の総量が線量に比例する優れた検出器ですが、ガンマ線のエネルギーに関する情報をとることができません。3MeV以上の宇宙線も測るので、NaI線量率計よりもやや高い線量率となります。
※測定範囲:100mGy/h以下

中性子線量計検出器

中性子線量計は、飛来する速中性子をポリエチレンで減速し熱中性子として、熱中性子がセンサーに封入してあるHe-3に衝突して生ずる陽子がHe-3を気体電離したときに発生するパルス信号を計数します。

気象観測機器

空間線量率は気象状態で変動します。特に降雨と感雨雪が観測された場合上昇します。また事故等で大気中に放出された放射性物質の拡散は、風向・風速と大気安定度に影響されます。このため、県の測定局では28測定局で風向・風速、全ての測定局で感雨雪、9測定局で雨量、2測定局で日射量・放射量・放射収支量、大気安定度の気象要素を観測しています。

風向風速計検出器

地上約15mのパンザマストの頂上にプロペラ式のセンサーを設置し、風向は風による尾翼の変位を制御シンクロで検出、風速は風速に比例するプロペラの回転をマグネット車の回転に変え、ホールICにより検出することにより測定しています。

感雨雪計検出器

雨滴1滴でも降雨を感知し、0.5mm以上の降雨量にならないと測れない雨量計を補うものです。 雨滴が正負の電圧をかけられた電極間を濡らすと電流が流れることを利用して降雨の有無を測定します。

その他の機器

上記、空間線量率計、気象観測機器のほかに、放射性物質量を測定するために必要なその他機器があります。

ダスト・ヨウ素サンプラー

ダスト・ヨウ素サンプラーは、ダスト部でろ紙に大気浮遊塵を捕集し、ヨウ素部で活性炭にヨウ素を吸着して捕集します。いずれも試料を回収してゲルマニウム半導体検出器で含まれる放射性物質量を測定します。